墓へはいった哀れな小僧

昔、かわいそうな羊飼いの男の子がいました。父親も母親も亡くなってしまったので、お役所が、食べ物を与え育てるようにとこの子を金持ちの家に預けました。ところが、この男もおかみさんも心の悪い人で、欲が深く自分たちの金を守るのにきゅうきゅうとして、ひとが自分たちのパンを一口でも食べることを嫌がりました。可哀そうなこの子は男の気に入ることは何でもやりましたが、食べ物はほとんどもらえず、ただうんとなぐられるだけでした。 ある日、男の子はめんど